笹口騒音コンピューター名義のデビューアルバム『NO!』

 

各方面からのコメント殺到特設ページ!!!


笹口騒音9thアルバム 笹口騒音コンピューター『NO!』
YNGW-012 価格2,300円(税込) ※ライブ会場&YanagawaRecords通販にて発売中!
封入特典 東京オリンピック開催記念!人魚のあまちゃん2020カレンダー


【収録曲】20曲+ボーナストラック1曲
1.NO!
2.ENDLESS SUMMER CHILDREN
3.NEW(NU)CLEAR.NEW(NO)FUTURE
4.NEW OLYMPIC(2020 TOKYO OLYMPIC THEME SONG)
5.SASAGUCHI’S DREAM(戦争に行く夢)
6.蚊(MOSQUITO VS HUMAN)
7.NO COMPUTER
8.DANCE GHOST DANCE
9.MERMAID
10.人魚姫
11.人魚のあまちゃん
12.LOVE&PEACE&etc…(愛と平和とエトセトラ)
13.愛はいずこ
14.恋に至る病
15.まるちゃん
16.僕が映画をつくるなら
17.THE PERFECT DAY!
18.SOUNDTRACK OF NO!
19.OVER THE RAINBOW
20.UNKNOWN FUTURES(未知なる未来の子どもたちえ)
ボーナストラック
21.言葉狩りの詩(塔和子さんの詩「嘔吐」引用 ver.)

   


コメントありがとうございます!(順不同・敬称略)
金田康平(THEラブ人間)りゅうくんBeat Happening!水口 浩志鈴木健介(salsa)元永理加(ハンセン氏病と詩人塔和子の世界)古宮大志(僕のレテパシーズ)澁谷桂一(しずかちゃんフィルムズ)小森清貴(壊れかけのテープレコーダーズ)タテジマヨーコカネコアヤノ折坂悠太ホッタモモかわばたてるゆきLOFT/PLUS ONE 轟木愛美ネモト・ド・ショボーレ(DECKREC)@nozushi(某CDショップ勤務)@yahagi322 (矢作)@okokubo (大久保英樹)@desgoparty (ももりん)@silent_snow1 (yukky)大阪のとある笹ボーイ中村むつお清水剛司円庭鈴子早瀬雅之キクイマホ高野P介/ほか、到着しだい随時掲載してまいります!(コメント募集ちゅー!)        
      


笹口くんに会うと緊張してしまいます。
だから彼と話すより、彼のアルバムを聴いてる時のほうがむしろ心を落ち着けて笹口くんと話しをしてるような気分になります。
 
でも「NO!」はとっても緊張しました。
うまく目を開けられませんでした。
口の中が乾いて、心臓がバクバクひました。
最も笹口くん自身に近いアルバムなのかもしれません。
ぼくはそっちの方が好きです。

―金田康平(THEラブ人間)



紅白笹合戦にアーティストとしてではなくタモリとして呼ばれたことが悔しかったのでコメント書くのも悔しくて嫌だったんですけど、もうすぐ夏になるっていうのにこのCDに全く飽きる気配がないのでプライドを捨ててコメントを書こうと思います。
全21曲。相変わらず節操がなさ過ぎですね。僕がバイトしてるリサイクルショップも商品の並べ方に節操がないんですけど、それより節操がないです。
 
原発とかオリンピックとか、戦争に行く夢とか蚊とか、かと思えば切ないラブの歌で泣かせてきやがるし、なんなんですか?笹口さんの人生の縮図なんですか?宇宙なんですか?笹口さんの節操無さ過ぎなところ大好きです。
 
曲が出来ないから無理矢理ひねり出したって言ってたけど、結果的にそういうところも含めて宇宙みたいになってるので最高だと思う。神様がたった7日でテキトーに世界をつくったことに通ずる感動がある。詰め込みすぎててわけわかんないけど、わけわかんないまましっかり心のアンテナに触れてきて勃起する。全部聴き終わった時変な映画観終わって謎に感動してる時みたいに呆然としてしまいます。
 
なんかもう売れるとかどうでもよくなってきた。笹口さんは永遠に聴き手に寄り添わない笹口さんでいてほしい。ていうか聴き手に寄り添うことで失速してほしくない。常に強欲でいてほしい。永遠にやりたいことやっててほしい。歌詞カードよりも人魚カレンダーを優先させ続けてほしい。
 
NO!を聴いてると盗んだバイクで走り出す15の夜みたいな気持ちになります。15のときバイクなんて盗まなかったけどね。笹口さんのなんだかんだ言って実は超パンクなところ大好きです。愛してます。
あと、女の子と二人で部屋でいるときに何故か流れで元カノの話になって暗雲が立ちこめてた時にたまたままるちゃんが流れてて、「こんな切ない曲流さないで」って言われました。その女の子には2ヶ月後くらいに振られました。上手くいかないっスね!終わりです。
 
―りゅうくん



本当に美味しいラーメン屋さんは何度行っても飽きないものである。
新宿の【満来】渋谷の【喜楽】荻窪の【春木屋】などなどである。
 
そして一癖あるのに無性に食べたくなるお店もあったりする。
駒沢大学の【ふくもり】野方の【野方ホープ(油多め)】【中本】
などがその主立ったところである。
 
笹口君の書く曲はその両面を持ち合わせている。
普遍性とスタンダード感を併せ持つ音楽である。
要は何度観ても面白いし凄いと思う。そして又、無性に聴きたくなる。
 
【大勝軒のつけそば】も【吉村屋】も【武蔵】も始めは間違いなく
ワイルドサイドであった。しかしそれがスタンダードとなる日が訪れる。
本当に凄いものには世の中と時計の針が同調する時がやってくるのだ。
しかしそこにセンスと才能は少なからずとも必要かとも思う。
 
ルー・リードがいなくなったってワイルドサイドを歩いている男が居る。
それが笹口騒音ハーモニカであることに異論は無いであろう。
 
笹口騒音コンピューター『NO!』は聴く人それぞれに寄って異なる
感情や感動を与える凄いアルバムだ。それはこのアルバムを聴かずに
言葉では到底語れないものである。音楽って凄いなぁと思わせてくれる。
 
俺は笹口くんと10年後に5000円位のステーキを奢り合う仲に
なっていたいと思う。いつも気持ちに火を付けてくれて有り難う。
 
――Beat Happening! 水口 浩志



笹口くんのニューアルバム「NO!」間違いなく名盤です。ずっといい曲、いい作品を作り続けてることを心から尊敬するし、同い年の一音楽人として嫉妬混じりに刺激もらってる。
変化は必然。これからも楽しみにしてます。

――鈴木健介(salsa)



「言葉狩りの詩」はよく歌われていると思います。
内容は人間性の一面を詩ったものですが、なかなか詩にまた歌にできるものではないと思います。
あえて歌っているところに、人間の内面への洞察を怠らない笹口さんの真摯な人生への姿勢が伺えると思います。

――元永理加(ハンセン氏病と詩人塔和子の世界)



僕のレテパシーズで長野にライブをしに行く時、カーステで笹口君のCDを聞いていた。
車にはバンドメンバーも乗っていたけれど、笹口君の声とギターとハーモニカが鳴ると、すぐに僕は1人になれた。
大好きな歌が流れた時に後部座席のメンバーがうるさかったから、うるせえ!死ね!と言いそうになったがやめた。
メンバーに気を使ったわけじゃなく、狭い車中で怒鳴ってしまい、自分の気分がCDを聞く雰囲気じゃなくなるよりは、うるせえな!と思いながらも、1人ぼっちで笹口君の歌を聞いていた方が良いと思った。
車の中は高校の教室のようだった。
騒がしい人達。歌。僕。
久しぶりの感覚だった。
ずっとずっと聞いていたかった。
笹口君が流れる車の中から、知らない景色をずっとずっと見つめていたかった。
  
――古宮大志(僕のレテパシーズ)



「期待を裏切らず、予想を超える」
 
それは何かを作ってる人たちにとって試練であり、才能の持つ人たちにとって使命だ。
 
今回のアルバムをそれまでの笹口騒音ハーモニカではなく笹口騒音コンピューターという名義で発表すると知った時、じぇじぇじぇと思った。
笹口騒音ハーモニカファンである僕たちは「笹口騒音ハーモニカの音楽」のファンであって、笹口騒音コンピューターってあの、ジャケットのデザインの欄に書いてあったアイツでしょ、デザインのみならず、僕らの笹口騒音ハーモニカを押しのけて音楽までやり始めるのかよ、大丈夫なのかよ、笹口さん、もうアコースティックは飽きちゃったのかな。どんなアルバムになんのかな。ギターは聞こえてこないのかな。
全員とは言わなくてもそういう思いが巡った笹ファンは多いんじゃないだろうか。ていうか僕はそう思った。もちろん笹口騒音という同じ人物が作るものだから大丈夫っしょ〜と何の心配もしなかった人も沢山居るだろう。でも僕はそう思ったんだ。でもでも笹口さんのことだから、きっと良いもの作ってくれるんだろうな。やっぱり楽しみではあるな。大絶賛されるんだろうな。だけど、僕には響かなかったらどうしよう。
「でも」「だけど」「いややっぱり」「それでもしかし」と、思い直しをぐるぐる繰り返して発表を待っていた。
 
ようやく聴いた「NO!」は、笹口騒音ハーモニカへの期待を何も裏切ってなかった。そして、笹口騒音コンピューターへの予想を軽々と上回っていた。聴いているうちに泣いてしまった。比喩ではなく涙が出てきた。
2013年に聴けてよかったと思った。2013年のアルバムだと思った。
 
あの時。
 
反戦デモのニュースをテレビで見ながらこたつでおもちとミカン食べたら眠くなっちゃった。
 
あいつにLINEでブロックされても被害者意識で気持ちよくなれたらまぁいいか。
 
名前の知らない公園でずっと踊ってる小学生を眺めていた。
 
種市先輩といい感じだと思ってたらユイちゃんと付き合う事になったってさ。
 
だっせえのに流行りのシャツ着てワロタワロタって騒ぐ大学生に囲まれこれがいわゆる地獄かな。
 
江ノ島まで行ったのに強風で花火が中止になって、カップルを眺めてなにしてんだろマジで。
 
なんか眠れなくてNMB48のみるきーのラジオをYouTubeでずっと聴いてたらもう外明るいじゃん。
 
日曜日に「ちびまる子ちゃん」観て明日からまた一週間がはじまるなあ。
 
「お・も・て・な・し」にノれなくて、だけど「お・も・て・な・し」って言われてとりあえず笑ってた。
 
内輪感に塗れてた「いいとも」遂に終わるのかー、もはや平和ではないですなあ。
 
笹口騒音ハーモニカのワンマン観に行って笹口さんとおしゃべりできた。映画が作りたいって言ってて、映画の話を少しできた。
 
これからどうなるのかなって怖いのに、今日もなんにもしなかったなあ。
 
「NO!」は、そんな2013年の「あの時」達に、メロディをつけて歌詞をつけてくれたアルバムのように感じた。
そっか、あの時、流れていた音楽はこれだったのかもなあ。
そっかあ、あの時、流れてても聞こえなかった音楽はこれだったのかもしれないなあ。
 
ようやく聞こえた。そう思ったら涙が出てきてしまった。
「OVER THE RAINBOW」で笹口さんが歌う。
 
“虹の向こうには、いくつかの夢がある そのうちのひとつを抱いておやすみ”
 
2013年過ぎて2014年。
やなことあっても笹口騒音、聴いてもうちょい頑張るか。
笹口さんの次のアルバムどんなかな。また期待しちゃうな。
 
――澁谷桂一(しずかちゃんフィルムズ)



笹口騒音コンピューター「NO!」に寄せて
 
まずのっけからリズムマシーンのビートとライムに意表を突かれる。以前、個人的にお話した際にヒップホップへの憧憬を語っていた氏だが、史実を辿るとフォークもヒップホップもストーリーテリング的な要素を持った音楽であるということを踏まえると、氏にとっては己のことばをのせるスタイルに最早区分はないのだろう。
 
フォークシンガーの象徴とも言えた「ハーモニカ」ということばが消え、代わりに「コンピューター」が配され「笹口騒音コンピューター」という名義にて発表された今作。なるほど、確かに冒頭のヒップホップナンバーにはじまり、アルバム前半の楽曲は最早フォークの面影もないほどに、「ハーモニカ」感は解体された、抽象的かつ不気味なシーケンスやサンプリングで形成された楽曲が並ぶ。恐らく今回の名義は氏の敬愛するレディオヘッドの「OKコンピューター」からかと察せられるが、どちらかと言えば、同時代の傑作であるビョーク「ホモジェーニック」の影が楽曲から感じ取られた。そういえば氏が昔「ヨーガ」をカバーしていたのを聴いたことがあるな。
 
上記のような経緯から、「NO!」という意味深なタイトルが、無論それは世界に対する否定、警告(これらが、うみのて、も含め近年の氏の楽曲のメインテーマでもあると思っている)であると同時に、自分自身に向けられた「NO!」とも感じ取られる。「笹口騒音ハーモニカ」として築き上げられたものを否定し解体する試み。それはあたかもかつてレディオヘッドが「キッドA」にて旧来の自らのギターロック像をずたずたに引き裂いたことに類似した印象を受ける。
 
だがアルバムを聴き進めるにつれて楽曲は徐々にアコースティック弾き語りの体裁を取り戻し始め、間奏部ではバッキングに乗りあの笹口騒音の「ハーモニカ」の儚いメロディーが奏でられる。取り分け、どこか諦念すら帯びたおだやかな歌唱で未来への警告と暗示を綴る「UNKNOW FUTURES」から、ボーナストラックであり氏が尊敬するという塔和子さんの詩を引用した「言葉狩りの詩」で締めくくられるクライマックスは感動的だ。是非ともこのアルバムは全編を通してフルで聴くことを推奨したい。なぜならそこに筋だった一つの物語が垣間見えるからだ。コンピューターサイドな楽曲と、ハーモニカサイドな楽曲とが、織り交ぜられず、前後にわたりシンメトリー状になっている、その所以のような物語が紡がれてくる。
 
最後に、この両極なスタイルを一枚の作品にぶち込んだということに、氏の創作のすべての中に見受けられる「二律背反するものの同居」というテーマが浮かびあがる。例えば、「天国」と「地獄」、例えば「正常」と「異常」、例えば「笹口騒音コンピューター」と「笹口騒音ハーモニカ」・・・。そして常に笹口聡吾という男は、そのどちらの側にも「不在」なのだ。彼は常にその狭間の位置に居座り、その両極を、時に冷酷な眼差しで、また時には慈愛を込めた目で、俯瞰している。その媒介者たることが、私が彼を本当の詩人だと仰ぎ、尊敬する所以である。そして今作「NO!」ですらも、それは「YES」と「NO」に分けられた「NO」の側の「NO」のこと「ではない」のだということを述べ、本稿を締めさせて頂きたく思います。
 
笹口さん、素晴らしい作品をありがとう。

――小森清貴(壊れかけのテープレコーダーズ)



笹口さんのまるちゃんのうたは最後らへんになるにつれ地球がくずれてゆくような錯覚におちいります。アルマゲドンのラストのブルースウィルス並に切ない曲です。NO!
嘔吐がだいすきです。

――タテジマヨーコ



テレビで流れる音楽は楽しくて悲しくて、共感を呼ぶものが条件。けれど、「僕が知っている事」を歌う音楽、そんなものがあってもいいと『NO!』は教えてくれました。ヤンキーもギャルもサブカルも、すべての人がマストバイ&リッスンすべきだと思うのです。本当に素敵なアルバムです。

――カネコアヤノ



No!、映画「菊次郎の夏」に出てくる海辺の色に、駅も、道路も、iPhoneも、トイレも染まっていくような、そんなアルバムでした。
オリンピックが決まり、走るのが遅く、言葉を飲み込みがちな僕が、誰のとも似てない別の声を、頷ける答えを見つけたことを、お母さんにいってもわかってもらえないものだろうかと、江戸川を渡る常磐線の中で一人考えたのでした。

――折坂悠太



笹口さんの国で、笹口さんは何処までも王さまだと思う。今回関係ないごめんなさい。わたしは百合ヶ浜という曲が凄くすき。

――ホッタモモ



かわばたです。これはコメントではなくアルバム批評です。笹口騒音ハーモニカは何枚か聴いたけど、このアルバムが一番好きです。以前のアルバムにあった理由のないノイズが減って意思が明確になってきている。音質も良くなって説得力が増している。サウンドは漆黒の深い海のようなイメージ。彼の内側に広がる海を聴いているよう。ヴィンセントギャロを思い浮かべました。このアルバムは夜中に全裸で聴くことをオススメします。きっと美しく踊れると思います。

――かわばたてるゆき



笹口騒音ハーモニカ9枚目となるアルバム『NO!』。衝撃のタイトルが話題を呼んだ前作から8ヶ月、今回も全21曲79分とCD-Rの容量ぎりぎりまで収録された大作である。世間の流行を時にアイロニックな視点で切り取る独特の表現方法はそのままに、「恋に至る病」のようにその歌声にただただ恍惚として酔いしれることのできるような名曲多数、まさに今年度珠玉の1枚である。と同時に笹口さん自身が大実験作だと語るように音楽業界を揺るがすかなり危うい綱渡りに挑戦するような冒険曲まで収録されているから彼の音楽に対する貪欲さにはいつだって驚かされる。12/23(月)クリスマスイブ前夜祭となるこの日にはアルバムの発売を記念した「大ワンマンライブ」が開催される。「笑っていいともやってる限り平和だと思ってた」とライブシーンで何年も前から歌い続けてきた彼がこれからどんな音楽を作っていくのか、非常に楽しみでもあるし少し怖くもあるのだ。

――LOFT/PLUS ONE 轟木愛美



笹口騒音の掲げる「NO!」には、毒とユーモア、フラストレーションと誠実さが溢れていて、思わず「YES!」ってレスポンスしたくなる。
「笹口騒音コンピューター」名義の通り、エレクトロニックなサウンドが散りばめられているけど、その世界観はまぎれもなく笹口騒音節!
機械を、アコースティックギターを、声を、言葉を、その場の空気すら使って、笹口騒音は「純音楽」を作り出す。
2013年が終わる寸前に、2013年のサウンドトラックとも言える、名作の誕生です!

――ネモト・ド・ショボーレ(DECKREC)



笹口騒音コンピューター名義での作品「NO!」、これは「今」だからこそ作られた、時代というものを真っ向から見つめた作品である。

笹口騒音ハーモニカ名義でのこれまでの作品は、現代的なテーマを歌っていながらも、それは、どこか客観的なスタンスであった。その様は「現代の吟遊詩人」であり、笹口騒音ハーモニカというアーティストの特徴でもあった。
自分自身ではない、第三者の視点として歌っているように感じていた。

しかし本作は笹口騒音という人物の生々しい感情が注ぎ込まれている。冒頭の電子音で、「笹口騒音、エレクトロを導入か!」と思わせるも、本作では電子音を多用したことで、むしろ歌のエモーショナルさが際立っている。

歌われるテーマはオリンピック、戦争、原発、2020年という近い未来の話である。歌の背後で流れ続けるノイズが、不穏さを表現する。
極私的な視点を越え、歌は社会全体の具体的な事柄にフォーカスし始めている。

笹口騒音本人の気持ちが前面に出ている本作は、彼のキャリアの中でも変化作と言ってもいいだろう。こういった変化が何故起こったのかは分からないが(うみのての活動が少なからず影響しているように思われる)、「今」を真っ正面から捉えた作品なのは間違いない。

本人がTwitterで「過渡期的な作品」とつぶやいていたが、Radiohead「OK Computer」がそうであったように、問題作でありながら、常にキャリアの中での比較対象とされるような、大きな役割を果たす作品である。

さて、難しい話はさておき、本作の曲の瑞々しさは本当に素晴らしい。不穏な雰囲気の前半も良いが、後半「愛はいずこ」「恋に至る病」「まるちゃん」の流れは最高だ。「まるちゃん」のような、純粋なラブソングが今まであっただろうか?また、シングルにも収録されていた「THE PERFECT DAY!」、本編ラスト「UNKNOWN FUTURES」は涙腺決壊。そして、ボーナストラック「言葉狩りの歌」、これは本当にすごい。鳥肌と戦慄で身動きできない。CD容量限界まで収録した21曲、またしても笹口騒音はとんでもない才能を魅せてくれた。

この才能に触れない理由はない。
今こそ、生活に笹口騒音を!

――@nozushi(某CDショップ勤務)



実験作、実験成功だと思います!
僕はそう感じました。
痒い所に手が届く作品でとても好きです。
最近の、毒にも薬にもならないただただBPMの速い踊れればいいギターロックが主流になってしまっている中で、笹口さんはもはや救世主です。
「電子音」と一言でまとめられないくらい様々な音が詰め込まれていて、一曲一曲の中身が濃く、アルバムを通して聴くと満腹感に襲われました!
それと同時に、笹口さんの発想力の豊かさを何度も何度も垣間見えて何回吃驚したことか。。
メッセージ性のある曲あり、楽しい曲あり、悲しい曲あり、息が抜ける曲あり、全21曲。こんなアルバムこそ消費されずに残っていくものだと思います。少なくとも僕の中では絶対に。
それと、笹口さんの弾くアルペジオ好きなのですが、しっかり入っていて、やはり好きです!
さらに出身が同じだということに誠に勝手ながら親近感を覚えました!笑
このアルバムをどうライブで形にするのか、ワンマンが楽しみでなりません!
もう5周くらい聴いてます!今も聴いてます!買って良かったです!

――@yahagi322 (矢作)



1曲めから鷲掴み!笹口さんかっこいい!本物の才能だよ!すでに古典、でも今聞くしかない切迫感!自分のレーベルでしか売らない自由!ジャケの秘密も素敵!

――@okokubo (大久保英樹)



笹口騒音コンピューター「NO!」を聴いている 優しい気持ちや不穏な気持ち…いろんな感情が沸き起こる。思い出して心が痛くなっても忘れてはいけないことは 日々の生活の中にたくさんあるのだと思う

――@desgoparty (ももりん)



笹口騒音コンピューター『NO!』全宇宙先行フラゲから4日経った。昼も夜もずっと聴いている。今も聴いている。1曲目『NO!』のイントロを聴いた時、もし笹口騒音コンピューター名義でなければ『あれっCD間違えたかな』と思ったかもしれない。それくらい驚いた。
笹口騒音ハーモニカ史上最短曲『蚊』を初めてライブで聴いた時はまず驚いた。そして笑った。そしてああ音楽ってこんなに自由でいいんだなと思った。こんな曲を書けるのは世界で笹口騒音ハーモニカしかいないよきっと。
笹口騒音コンピューター『NO!』はドキドキが止まんないの、そしてゾクゾクも止まんない名盤だと思う。2013年もあと1ケ月で終わりだけど、最後にこんなにすごいアルバムが聴けて今年は本当にいい年になったなと思った。もちろん来年も、命の限り聴き続けてやると思ってます。

――@silent_snow1 (yukky)



まず、79分!長い!いつもの笹口名義の過去アルバムと同じように。
でも、それは1秒でも多くの音を皆に聴いて欲しいっていう貴方の思いなのでしょう。もう1曲目の「NO!」だけでこのアルバムはOK!と思いました。汚く不快な言葉の超高速ラップ!カッコいいです。。新境地開拓成功ですね。
今までの作品の中で一番良いと思います。私はソロの方があなたが本当に演りたい事を自由勝手にやっていると思うし、あなたが一人、自部屋で楽器と格闘し悶々と録音してる姿を盗み見ているような生々しいところがソロにはあってそこが好きです。
笹口騒音「コンピュター」って事と、宅録なのでリチャード・D・ジェイムスのようなアグレシッブでノイジーなものを期待していましたが意外とポップで…で、コンピュターと格闘して出来た曲群よりアコギの弾き語りの曲の方が良い!(笑)と思いますが?(失礼)
もうロックンロール(笑)のカッコを外して「NO!」って歌ったのだから次作はもっと素敵なアルバムが出来る事と、うみのての更なる進化を期待しています。
PS。「未知なる未来の子どもたちえ」ってディランのカバー?パクリ過ぎてるんじゃない?(笑)でも、そこがイイ!名曲。あえて言うならタイトル曲とこの「未知なる未来の子どもたちえ」がこのアルバムを集約しているのでは…と思います。

――大阪のとある笹ボーイ



笹口は映画でも漫画でも、辻褄の合わないことが大嫌いだ。
でも、考えてみると、この世の中辻褄の合わない事ばかり。
だから、彼は歌うのだ。世の中の矛盾を。
辻褄の合う平和な世界になることを祈って。

――中村むつお(テングインベーダーズ)


「NO!」を初めて通しで聴いてみてオムニバスアルバムみたいであると感じた。曲にしても歌詞にしても個人的なモノが沢山含まれている様に感じられ、笹口騒音コンピューターという名義で2013年の今出したい音、言葉を全て詰め込んだアルバムになっている。
私を含むこれまで笹口騒音ハーモニカを聴き続けた人々にとっては若干の違和感もあるかもしれないが、アルバム後半の曲はギターとハーモニカというこれまで親しんだ楽曲もあり、コンピューターという名義にしたからと言ってハーモニカを捨てたわけではないんだなと思わせてくれた。それほどバラエティに富んだ楽曲が21曲も収録されている。
これまでとの楽曲の変化の要因として、時代の流れとともに彼は進化しており、やりたい音楽の上限がどんどん上がっている様に感じる。その結果として良い意味でも悪い意味でもこれまでのリスナーを裏切っているのではないだろうか。
「NO!」は笹口騒音ハーモニカを脱皮する為の笹口騒音コンピューター名義のデビューアルバムとなっており、笹口騒音コンピューターにとっても笹口リスナーにとっても重要なアルバムであると言えるので是非とも聴いてみて欲しい。
また、このアルバムがきっかけで初めて笹口を知った方も、もし彼の事が気になったら過去の笹口騒音ハーモニカ名義の音源も聴いてみる事を強くオススメしたい。

――清水剛司(うみのて敏腕MG)



笹口騒音と電子楽器たちが出会った!これまでのギターと歌声の生々しさもそのままに。
わーむちゃカッコイイよ。好きな音楽に影響うけて完全に自分のものにしてのびのびと放出していらっしゃる。
全体通して渋い超しびい。イケてる。電子楽器多用してるとはいえ当然ただのピコピコとか、ただのツクツクとかじゃないんですよ。
すべての音が歌ってるんですから。
聴き終えたら、ずいぶんいろんな景色をみたよな、旅をしたような気持ちになります。いろんな物語を。ようは大作だということ。
ちまちまやってない。(作業的にはちまちまだろうけど内容は)規模が大きいんです。それに、一緒に歌いたくなるよな良い歌がいっぱい入ってます。
以下ほぼ曲解説みたいになっちゃったんで、まだ未聴の方は曲名書いてるとこは読み飛ばしたほうがいいかも。まっさらな気持ちで聞いて欲しいしなあ。
でも良さも伝えたい。むーん
 
2013年にもなって、自分はなにか変わっただろうか?文化的なものは文化的な役割しか示せない。
「そして音楽はおまえの耳から体に入り込みおまえをゆさぶりおまえを突き動かすだろう
でも音は鳴り止みおまえの体を通り過ぎる変わったように見えるのは目の前の景色だけ」
そこから変わるも変わらざるもお前次第、それだけを突きつけた1曲目、「NO!」ぐはー
 
キラキラな夏の歌をたくさん歌ってきた笹口が夏の終わりをこれでもかというほど切なく美しく奏でた2曲目「ENDLESS SUMMER」
うみのてでは演奏し慣れて気に入っていた「NEW CLEAR..」も、これが笹口のニュークリなんだなと、やっぱりソロはクールだわ、と関心するし
「SASAGUCHI’S DREAM」のような日記的な作品もあれば「NO COMPUTER」や人魚ゾーンのような現代のおとぎ話のような曲も楽しめる。
 
続く、愛や恋のラブ三部作も、それぞれ違った毛色で歌われる「愛」に心奪われる。
「愛はいずこ」お皿洗ったり洗濯もの畳んだりしながら聞きたい。
「恋に至る病」こんな風に誰かに酔ってたい。震える弦のザラザラとした感触、甘く痛く胸を引っ掻いていく。
 
著作権的にヤバめな「まるちゃん」ですが、これまで笹口が書いてきたラブソングのなかでも最もリアルに、そこに人間らしい小さな恋人同士が見えるような気がした。だからすごく感動した。
「僕が映画を作るなら」も必聴。これは大名曲「EIGA」に通ずる、映画好きにお届けしたい誰もがその歌詞にグッとくる、普遍的な名曲です。
そして「OVER THE RAINBOW」「UNKNOWN FUTURES(未知なる未来の子どもたちへ)」飽くまでもやさしく淡々と、ずっと続くような終わらぬようなエンディング。
ボートラも最近ライブでもよくやってて絶賛されてますね。もちろんむちゃいい。
このアルバムは不満も不安も愛も真実もなんでも音楽にできるってことを証明してる。これまで通り歌詞がすごい曲もたくさん入ってるし歌詞が定まらぬ曲でさえ、音でなにかをしっかり伝えてる。久石譲的な説得力をつけてきてると思います。
本当、大作です。もっと話題になれ。なれ!
 
長々とすみません、あと、笹口騒音の超絶宅録アルバムたちの特徴として、まず一聴してわっと生々しい感動を覚え、数回聞いてくうちに微妙に気持ち悪い感じとか常識はずれな点とかが気になったりするんだけど、もっともっと聞いてくと、やっぱりこれしか有り得ないプレイだという感じになってくる。彼はあまりリテイク演奏をいれず、最初の一発プレイの純粋さを大事にするらしく、(ちょっとした間違いとかもそのまま入れる)それがクセになる人は余計に笹口の曲にハマってしまう。もう何回も聞いてみてるけど、これは長らくハマる感じがする…。アウトサイダーアート的な、自然にのびのびとやってる音像にヤバさがにじみ出てるんです。
勢いですよ。なんでそんなに次々曲ができて楽しそうなんでしょう。羨ましい素晴らしい気持ちいい。なんだかんだで尊敬しています。
また歌詞のひとつひとつに耳を傾けたり、違うイヤホンで聴いたり、いくつか年をとってから聴いたりして気づくことがいっぱいあるんだろうなって、そんな風にCDに愛着を持てることが本当に珍しくありがたいです。
やっぱり、こんな突き抜けてる音楽家ほかにいないんです。ガーン!ってなってわーい!ってなりたいでしょみんな。
私はこれは名盤だと思います。
 
<ジャケの絵について>
CD買った人は知ることになりますがこれは笹口が××の頃に描いた絵なんです。若い時からすごい色彩感覚、構成力、メッセージ性を持っていたことが伺えます。
<特別付録2020年カレンダーについて>
笹口が一時期連載した「人魚のあまちゃん」という四コマ漫画が着色されてカレンダーになってます。好きな絵描きは?と聞かれたら茂田井武と笹口騒音と答える私大喜び!内容も面白いよーよくあるシャレオツキュートなイラストやデザインに飽きた若人にも、この笹口の言い知れぬ線の魅力をぜひ、楽しんでほしい。可愛いし、その可愛さは表面的なものだけではないんですねー。真のゆるキャラここにあり、かも。あとは記念日とか書いてるんだけどところどころ文字が見にくいです。
(しかし毎度のことながら歌詞カード、欲しいんですけど。今後、歌詞本の出版に期待しましょう。。。)
 
――円庭鈴子(えにわりんこ)(うみのて)




笹口騒音とバンドを始めて3年半、知り合ってからはもう6年ぐらい経つんだろうか。まあまあ長い付き合いになってきたけど近づけば近づくほどなんとも捉えどころのない人だなぁと常々思います。新譜が出るたび、そんな捉えどころのない人が羅列する言葉の数々に、得体の知れないものに触れてしまったような恐怖を感じることも多々あるわけですが、なぜかアルバム1枚通して聞くとやっぱりいい曲ばっかだなーこの人と毎回思わされてしまうのはなんだか不思議なもんですね。
最近本人が「曲が出来ない」と口癖のように言ってるので多少の不安もあったわけですが全21曲79分を聞き終えた今、ちゃんといい曲書いてるじゃんと心からホッとしました。それと同時にバンドメンバーの立ち場としてはまだこれからやれることが沢山あるんだなと柄にもなくちょっとワクワクしてみたり。まぁなんかいろいろあるけど今後もよろしくです。

――早瀬雅之(うみのて)



地元の熊本では友達が居らず、部活のバスケット部を辞めたくても辞められなかったのは意志を伝えることすらできなかったから。そんな笹口がいま一番言いたいことは「NO!」なのではないだろうか。NO!と言うことは、笹口にとっての表現方法でありコミュニケーションだ。前作の「ロックンロール(笑)」で色んなものを否定しまくってたが、今回もまた適当なあまちゃんのテーマらしきものを演奏してみたりと、ちょっとした皮肉が混じっているように思える。笹口自身はその皮肉った部分や、人魚カレンダーとか蚊とかギャグ要素の入ったところを推してくるけど、やっぱりどうしても名曲が輝いてる。例えば「恋に至る病」という曲、バンドでは決して再現できないギターの響きなんかはアコースティック
だからこその音色だと思う。このコメントを書くにあたり、バンドメンバーだし褒めるの気持ち悪いかなと思ったが、まあまたいいの作ったなーと感じたので、褒めました。名曲たくさん入った良いアルバムだと思います。

――キクイマホ(うみのて)




笹口に「聴いてみて好きじゃなくても宣伝になるような感想を書いてくれ」と言われた。毎日エゴサーチの結果をリツイートしまくり、タイムライン
を汚しまくってリムーブされまくっても唯我独尊を貫くナルシストの鬼、笹口騒音とは思えぬ謙虚な発言だった。曲が出来ない、と彼はボヤいていた。だがフタを開ければ相変わらずの21曲79分、CD容量ギリギリの大作だ。出し惜しみなどない。むしろ出来た曲を入れないなんて勿体無いと思っているのかもしれない。
1曲目「NO!」を聴いた時、今までと違う電子音の導入に驚く。そして滝のように浴びせる言葉。でも歌詞カードはない。2020年の人魚のあまちゃんカレンダーは入っているのに。もはや意味不明、サイコの類である。聴き手に寄り添うという意識は無いんか。リードトラックなのかネット上にアップされている「NEW OLYMPIC(2020 TOKYO OLYMPIC THEMESONG)」が一番よくないのでは?と言いたいくらいグッドソングが続く。いつだか女の子が「AV女優に恋をして海や青春の歌ばかり歌ってた笹口さんが好きだった」と鍵アカウントで呟いていたが、笹口の楽曲は何も衰えていない。笹口のキャラが変わっただけである。特に色々な権利を無視しまくった「まるちゃん」が泣かせる。僕は彼と一緒に「うみのて」というバンドをやっているが、このアルバムを聴くとバンドはまだまだ笹口に不自由を矯正しているように思える。音像はローファイ極まりないが、幽玄なコーラスワーク、自由極まりないサウンドスケープの中、響く3万円の音が悪いエレアコのアルペジオがとことん美しい(そろそろ良いやつ買いなよ)。
このアルバムには「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに無修正のポルノをつきつける時を想像する様な下卑た快感がある。笹口は本当に自分のプロモーションが下手だし、他人の意見を効くのが下手だ。言いようによっては不器用だし、慣用的に言うとわがままだ。売れようとするつもりないかのようなシュール極まりないジャケットも、反応だけ目当てで過激な側面を強調したここ数年の動向も、この楽曲の前に誤解を与えていると思う。だから、こうしてきちんと文章にして綴っておきたい。別にレディオヘッドにならなくてもいいと思うよ。トムヨークよりいいとこあるよ。

――高野P介(うみのて)